JR九州では,2022(令和4)年秋の西九州新幹線開業にあわせてデビューする新たなD&S列車「ふたつ星4047」について,外観デザインを決定したと発表した.
車両は,現在運転を取りやめている“はやとの風”用のキハ47形・キハ147形と,“いさぶろう”・“しんぺい”の予備車両のキハ140形を使用した3両編成とする.これにともない“はやとの風”については,2021(令和3)年度内で運転を終了する.
外観は「ふたつ星4047」のコンセプトである「西九州の海めぐり列車」に基づき,有明海・大村湾の水面に映える「パールメタリック」を基調としたデザインとする.西九州の美しい自然に映えるよう,車体の随所に金色のロゴとラインを配する.
ロゴマークは,佐賀県,長崎県という,九州の観光の「スター」が並び立つようすをイメージ.この「ふたつの星」が九州の観光をリードし,九州を元気にしていくようすを表している.
座席は全車指定席で,定員は80名程度とし,2両目には乗客の共用スペースや販売カウンターを配置した「ビュッフェ・ラウンジ車」を連結する.車内にはビュッフェ(販売カウンター)を設置し,客室乗務員により沿線の軽食,飲料,スイーツなどが販売される予定.
列車のトータルデザインマネージメントは,ドーン・デザイン研究所の水戸岡鋭治氏が担当する.このほか,運転時刻・内装・車内サービスなどの詳細については,決まり次第発表される.
画像はいずれもJR九州ニュースリリースから(©Don Design Associates)