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JR東日本,山形新幹線“つばさ”を2022年春から全車指定席化 〜山形・秋田新幹線の特急料金も改定へ〜

JR東日本E3系1000番台

写真:JR東日本E3系1000番台  編集部撮影  新幹線総合車両センターにて  2014-8-7(取材協力:JR東日本)

JR東日本では,2022(令和4)年春から,山形新幹線“つばさ”の全列車を全車指定席として運転すると発表した.

 “つばさ”の自由席については,最繁忙期を中心に混雑が著しく,「自由席に座るために長時間並ぶ不便さ」や「始発駅に近い方が座れるという不公平感」,「当日まで席の確保が不確実」などが課題となっていた.
 2021(令和3)年6月に「えきねっと」がリニューアルされ,指定席の予約サービスを拡充したことで,チケット購入の利便性が向上したことから,“つばさ”を全車指定席とする.
 全車指定席化後の“つばさ”を在来線区間のみ利用する場合,座席指定をしないときは,“こまち”と同様に指定席特急料金よりも割安な特定特急料金(通常期の料金から530円引き)で普通車指定席の空席を利用できる.
 “つばさ”の全車指定席化にともない,「つばさ定期券」,「タッチでGo!新幹線」については,価格の改定や利用条件を変更するほか,「つばさモーニング特急券」については発売を終了する.

JR東日本E6系量産車

写真:JR東日本E6系量産車  編集部撮影  新幹線総合車両センターにて  2012-11-23(取材協力:JR東日本)

 あわせて,山形新幹線と秋田新幹線の特急料金体系を,これまでよりも利用しやすいように見直しを行なう.“つばさ”と“こまち”のうち,新幹線と在来線の区間をまたがっての利用または在来線区間のみを利用する場合,これまではそれぞれ料金体系が異なっていたが,今後は新たに設定される共通の特急料金を適用する.
 指定席特急料金については,新幹線と在来線の区間をまたがって普通車指定席を利用する場合,それぞれの区間の座席指定料金相当額を合算していたが,今後は直通方向の利用に限り,新幹線区間のみの料金(通常期530円)とする.
 なお,東北新幹線の郡山—福島間(山形新幹線で米沢以遠にまたがる場合も含む)については,普通車指定席を利用する場合でも,グリーン車・グランクラスを利用の場合を除き,座席指定料金相当額を合算した特定特急料金(通常期1410円)を適用する.
 詳しくは,JR東日本ニュースリリースに掲載されている.

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