しなの鉄道では,新形車両SR1系一般車の増備にともない,115系S15編成が営業運転を終了すると発表した.2021(令和3)年12月上旬ごろ(予定)をもって引退となる.
S15編成は1978(昭和53)年2月に東急車両製造(現:総合車両製作所)で新製後,高崎鉄道管理局新前橋電車区に配置された.民営化以降は,何度か配置場所の転属をしつつ,長野県内では長野・松本地区を中心に活躍し,しなの鉄道へは2015(平成27)年3月に転入している.
しなの鉄道所属車両の中では唯一の,長野県外の電車区から転属してきた経緯を持つ編成であり,2021(令和3)年現在,新長野色をまとった営業中の115系を保有するのは,しなの鉄道のみとなっている.
営業運転終了後は,ほかの115系の部品取りを行なうために廃車となる予定で,11月27日(土)にはS15編成を使用した『ゆる鉄画廊NOMAD号115系長野色の旅』が催行される(要事前申込,先着順)
写真:しなの鉄道のニュースリリースから