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特集 新幹線最前線2025
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「西武多摩川線サイクルトレイン」を10月1日から本実施へ

「西武多摩川線サイクルトレイン」を10月1日から本実施へ

▲ホーム乗車待ちイメージ

西武鉄道では,現在西武多摩川線で実証実験中の「サイクルトレイン」について,2021(令和3)年10月1日(金)から本実施に移行すると発表した.

 実証実験は,鉄道利用の可能性拡大や利便性の向上や「SDGs」(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)の取組として自然環境・地球環境に配慮した移動手段の選択肢の提供を目的に,7月1日(木)から9月30日(木)までの3ヵ月間実施している.9月20日(月祝)現在の利用件数は2000件を突破しており,とくに土休日の利用が多くあるとしている.

「西武多摩川線サイクルトレイン」を10月1日から本実施へ

▲車内利用イメージ

 実験では,トラブルや混乱もなく,安全に利用できることが確認されており,実験期間中に実施したアンケートなどでも多くの利用客から利用時間帯の拡大や本実施の要望などの意見が挙がった.これを踏まえて,実証実験時,平日の10時〜16時と土休日の8時〜18時であった利用時間を,本実施では平日の9時〜17時と,土休日は終日に延長する.あわせて,西武線を利用するすべての乗客に安全安心に利用してもらうため,エレベータは車いす利用者を優先するなど,バリアフリーにも配慮する.
 また「サイクルトレイン」は,ふだんの買い物やサイクリングなど行動範囲を広げるとともに,自動車と比較してCO2の排出量が少ない電車と自転車を組み合わせて利用することで,「SDGs」の取組として環境保全にも効果が期待できるとしている.
 なお実証実験期間中に新たな課題が発生した場合,本施策のすべてまたは一部の中止・変更が生じる可能性がある.

写真はいずれも西武鉄道提供

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