むかわ町とJR北海道は,2021(令和3)年10月2日(土)から,「カムイサウルス(むかわ竜)復興トレイン」の運転を開始すると発表した.
これは,2021(令和3)年9月6日(月)に,北海道胆振東部地震から3年の節目を迎え,創造的復興・創生の気運を高めていくことを目的に運転するもの.対象車両はキハ40形1両で,おもに日高本線(苫小牧—鵡川間)において定期列車として運転する.車内には,10月31日(日)までの間,「むかわ竜」のポスターや,北海道胆振東部地震からの復興を目指す3町(むかわ町・厚真町・安平町)のようすを伝える写真も展示される.
「むかわ竜」は,2019(令和元)年に発表された『カムイサウルス・ジャポニクス』の通称であり,むかわ町穂別にて国内最大の恐竜全身骨格化石として発見された.北海道や日本の宝とも言える標本で,アイヌ語で「神」を意味する「カムイ」,ラテン語でトカゲ・竜を意味する「サウルス」,そしてラテン語で「日本」を意味する形容詞の「ジャポニクス」からなる学名(カムイサウルス・ジャポニクス:Kamuysaurus japonicus)が命名された.
運転開始初日となる10月2日(土)には,お出迎え・出発式の開催や,乗車証明書の配布,「カムイサウルス(むかわ竜)復興トレイン」と,むかわ町公式キャラクター「むかろん」,苫小牧市公式キャラクター「とまチョップ」との記念撮影会も実施される予定.
画像はJR北海道のニュースリリースから