JR西日本は,2021(令和3)年10月2日(土)にダイヤの見直しを実施すると発表した.近畿エリアおよび西日本各エリアのうち,合計21線区・127本の列車が対象となる.
近畿エリアでは,おもに昼間時間帯を中心に平日36本,土休日60本の列車の運転を取りやめる.対象となるのは,JR京都線(京都—高槻間)の普通列車の一部,JR神戸線(須磨—西明石間)の普通列車の一部,琵琶湖線(米原—長浜間)の新快速列車の一部,山陽本線(姫路—上郡間)の一部列車,赤穂線(相生—播州赤穂間)の一部列車,大和路線(奈良—加茂間)大和路快速の一部で,このうちJR京都線とJR神戸線については,土休日の列車が対象となる.このほか,関西本線 大河原—笠置間では,災害にともない速度を落として運転する.
金沢エリアでは,小浜線と越美北線において,利用状況にあわせたダイヤの見直しを行なう.また,城端線(高岡—城端間)では,全列車をワンマン列車により運転するほか,各線区において,時刻や両数を見直す.
和歌山エリアでは,土休日の朝夕時間帯,紀勢本線(きのくに線)の新宮—紀伊勝浦間・周参見—紀伊田辺間,和歌山線 和歌山—粉河間の一部列車で,運転を取りやめる.
福知山エリアでは,山陰本線の園部—胡麻間・豊岡—城崎温泉間で,土休日のダイヤを見直す.浜坂—鳥取間については,最終列車の時刻を繰り上げる.小浜線は,終日のダイヤを見直す.このほか,各線区において時刻,編成両数の見直しを行なう場合があるとしている.
岡山エリアでは,山陽本線・瀬戸大橋線・津山線・吉備線(桃太郎線)・福塩線・因美線の一部列車で運転を取りやめる.また,岡山—倉敷間では,最終列車の時刻を27分繰り上げる.津山線・姫新線・因美線・芸備線では,ダイヤを一部見直す.
広島エリアでは,芸備線の備後庄原—備後落合間において,夜間時間帯の一部列車をダイヤを見直す.福塩線では,朝の通学時間帯において,列車の時刻と行先を見直す.山口エリアの山陽本線(岩国—小月間)では,設備点検や保守工事を実施するため,月曜の昼間時間帯において一部列車の運転を取りやめる.
米子エリアでは,山陰本線・因美線・伯備線・境線において,昼間および夜間時間帯を中心に,運転取りやめや最終列車の繰上げなどダイヤを見直す.このほか山陰本線では,一部列車の運転区間を変更や一部快速列車の停車駅を拡大する.
ダイヤ見直しの詳細については,JR西日本ニュースリリース内に各エリアごとで掲載されている.
写真はいずれもイメージです.