JR九州は,西九州新幹線“かもめ”の車両デザインを発表した.
車両はJR東海が導入した「N700S」をベースとして,西九州新幹線向けに短編成化した6両編成で,エクステリア・インテリアデザインは,ドーン・デザイン研究所の水戸岡鋭治氏が担当する.
「九州らしいオンリーワンの車両」をデザインコンセプトとし,『九州の経済と文化と人を結び,豊かなコミュニケーションを生む』車両であることや,『「新幹線つばめ」のDNAを持続させ,変化・進化させて「新幹線かもめ」を表現』すること,『西九州から吹く暖かくて優しい風を世界へ届ける』をテーマとしている.
エクステリアデザインは,JR九州のコーポレートカラーである赤を配色し,シンボルマークやロゴを配置.車体側面には,毛筆書体による「かもめ」の文字を配置する.インテリアデザインは,『優しい,明るい,楽しい,心地良い,美しい』をテーマに色や形,素材が選ばれ,和洋折衷,クラシックとモダンが組み合わされた,懐かしくて新しい空間を表現している.
1号車から3号車は指定席で2席+2席の配置とし,布地デザインは1号車が菊大柄,2号車が獅子柄,3号車が唐草となり,各号車で異なるものとなる.4号車から6号車は自由席で,2席+3席の配置とする.
画像はいずれもJR九州提供(©Don Design Associates)