南海電気鉄道は,高野線の起点駅である汐見橋駅に2016(平成28)年まで設置されていた「観光案内図」(以下:旧観光案内図)を再現し,2021(令和3)年5月28日(金)から新たな観光案内図を掲出すると発表した.
これまで同駅周辺エリアでは,株式会社KASIKAを中心に,2018(平成30)年度と2019(令和元)年度に,地域活性化を目的としたイベントを実施.さらに2020(令和2)年度には,同エリアのシンボル・象徴としての期待を込めて,汐見橋駅の駅舎外壁に大規模な「アート作品」を描き,「ナニワ区民まつりオンライン」において,全国へ向けた完成披露イベントを実施するなど,情報発信を行なってきた.
継続的な取組を続けてきた中で,駅舎内においても象徴となるような作品を掲げ「地元の方を中心にこれからも愛され続けるような汐見橋駅にしていきたい」という想いから,「観光案内図」の再現が決定した.
再現にあたってのコンセプトを「あの頃といま 変わったものと変わらないもの」とし,旧観光案内図のテイストを残しつつ,新たに生まれ変わったエリア(なんばエリア,関空エリア,高野山エリア,加太エリアなど)の具現方法に工夫を加えながら,現代風にアレンジした.
また,汐見橋駅では2021(令和3)年4月にトイレ美装化が完了した.トイレ自体をギャラリーのようにしつらえ,トイレ内に設置の額縁にダイヤグラムや過去のコンパスカードなどを掲出.内装は,汐見橋のレトロな雰囲気を活かすため,縦長の木目調タイルやアンティークなモザイクタイルを選んでいる.
画像はいずれも南海電気鉄道のニュースリリースから