東武鉄道は,SL「大樹」用の14系について,1両を国鉄時代の旧形客車で使用されていた「ぶどう色2号」に変更し,2021(令和3)年6月19日(土)から営業運転を開始すると発表した.
これは,蒸気機関車全盛期の「昭和レトロ・ノスタルジー」な雰囲気をより味わってもらうために実施するもので,当面は新旧塗装の混成編成での運転となる.今後については追加で2両も塗装を変更し,1編成全車両を「ぶどう色2号」に変更する計画としており,日光・鬼怒川エリアにおける観光コンテンツのひとつとして,多様な楽しみ方を提案する.
また,現在復元作業を行なっているC11 123については,蒸気機関車の心臓部であるボイラの修繕作業が終了し,修繕をしていたサッパボイラから,5月26日(水)に南栗橋にあるSL検修庫に搬入された.引き続き,2021(令和3)年冬の完了を目指し,復元作業を継続する.
写真は東武鉄道のニュースリリースから