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JR東日本,インテグレート保守用車群「GMAC」の全車運用を開始

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2021年4月22日掲載
JR東日本,インテグレート保守用車群「GMAC」の全車運用を開始

▲検査駆動車(前面)

JR東日本では,メンテナンス業務の安全性や効率性の革新と実現に向けた取組の一環として,新たに「検査駆動車」を導入し,2020(令和2)年度に導入した「MMU(Mobile Maintenance Unit)」と組み合わせたインテグレート保守用車群「GMAC(ジーマック:Next Generation Maintenance machine)」として,水戸支社管内での運用を開始すると発表した.

JR東日本,インテグレート保守用車群「GMAC」の全車運用を開始

▲電力設備確認用画像システム(車両側面カメラ)と電力設備確認用画像のイメージ

 「検査駆動車」は,鉄道設備の状態や周辺環境などのデータを収集する測定機器を搭載した「MMU」専用の軌道モータカーで,自走速度5km/hの「MMU」を最高速度30km/hでけん引できる.車両前方・側面など計12台のカメラによる「電力設備確認用画像システム」を搭載し,多角的かつ高解像度での確認や画像を保存することで,後日事務所での設備確認が可能となるなど,業務の効率化を図る.また,デジタルカメラと3次元レーザースキャナにより,線路や構造物などを3次元の点群データとして取得することで,現地調査や設備確認の簡素化,工事設計などの精度向上を目指す.
JR東日本,インテグレート保守用車群「GMAC」の全車運用を開始

▲「MMU」(左/2020年6月撮影)と車体に描かれたGレンジャー

 インテグレート保守用車群「GMAC」は,今回導入した「検査駆動車」と「MMU」(材料運搬車+移動作業車)の3両で構成される.「検査駆動車」の導入により,「GMAC」の移動速度向上が図られることから,より広範囲での試験・試行の実施が可能となる.なお,「GMAC」の車体側面には,社員が親しみを持てるよう,現場第一線の社員が作成したイラスト(Gレンジャー)が描かれている.

JR東日本,インテグレート保守用車群「GMAC」の全車運用を開始

▲「MMU」における線路保守作業

 「GMAC」は2020(令和2)年10月以降,おもに線路の保守作業を中心に「MMU」の試験・試行を行ない,天候を問わず安全な作業環境を構築するなどの一定の効果を確認した.
 今後は,「GMAC」を用いて,各種測定機器による構造物の点検や設備状態把握などの各種測定データ収集を行ない,設備部門各系統のメンテナンス業務の革新に向けて,さまざまな試験・試行を継続する.試験・試行の実施については,支社内の現場第一線の社員などを中心としたプロジェクトを設け,幅広い視点で検証を進めるとしている.
 あわせて,「検査駆動車」の導入により,移動速度向上が図られることから,「GMAC」を用いた作業時間の拡大を図るとともに,試験・試行の実施区間の拡大などの検討も進める.
 2021(令和3)年度下期以降は,常磐線 富岡—原ノ町間の本線上での試験・試行を開始し,試験・試行の実施状況を踏まえつつ,他エリアでの実施を検討する.

写真・画像はいずれもJR東日本のニュースリリースから