南海電気鉄道は,2021(令和3)年5月22日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.
今回の改正では,大阪府や高石市と共同で取り組んでいる大阪府都市計画事業「南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業」の進ちょくにともない,南海本線のダイヤを変更する.高師浜線については運転を休止するとともに,約3年の間,バス代替輸送を実施する.
コロナ禍における利用状況を反映し,特急“ラピート”は,昼間時間帯(難波8時〜16時台発,関西空港9時〜17時台発)の運転本数を2本から1本に減便する.なおダイヤ改正後も,利用状況や感染拡大防止の観点などから,一部の特急“ラピート”を運休する.運転再開時期については,新型コロナウイルスの感染拡大の状況などを見ながら,改めて発表する.
空港急行については,下り・上りともに8両編成で運転している一部の列車を6両編成に変更し,平日ダイヤ4本,土休日ダイヤ2本を減便する.難波—和歌山市間の利便性向上を図るため,平日ダイヤにおいて一部普通列車の運転区間を変更する.
また,2021(令和3)年3月に発表された「南海線・高野線の最終列車運転時刻を繰上げ」を,今回の改正にあわせて実施する(鉄道ニュース3月13日掲載記事参照).あわせて,南海電気鉄道WEBサイトや南海アプリで配信されている列車遅延情報については,利便性向上を図るため,発表基準を現行の「30分以上の遅れ」から「20分以上の遅れ」に変更する.
写真はいずれもイメージです.