東京地下鉄(東京メトロ)は,「東京メトロ my!アプリ」をバージョンアップし,新機能を追加したと発表した.
これは,東京における大都市型MaaS(Mobility as a Service)の取組「my!東京MaaS」の一環として実施するもので,バージョンアップでは,「駅構内ナビゲーション」を提供開始するほか,経路検索時に「混雑を避けるルート」,「シェアサイクルで気分転換ルート」を提案する機能を追加した.
「駅構内ナビゲーション」は,初めての駅でも安心して移動できるよう,駅構内の歩行ルートを平面図と説明文で案内するもので,ホームから地上出口までの移動に加え,乗換経路も確認できる.対象は東京メトロ・都営地下鉄の乗換駅を含む23駅で,東京都交通局とともに駅構内地図データを活用する.これにより,両社局の公式アプリ(東京メトロ my!アプリ・都営交通アプリ)で一貫した案内が可能となる.
「混雑を避けるルート」の提案機能は,列車内「混雑見える化」の取組を拡大するもので,東京メトロのデータを利用した全9路線の混雑状況と,ナビタイムジャパン提供のデータを利用した,ほかの鉄道路線の混雑状況をもとに,経路検索時に「混雑を避けるルート」を表示する.
「シェアサイクルで気分転換ルート」は,「my!東京MaaS」におけるテーマのひとつである「健康応援」を推進する目的で,新たに開発した機能となる.これまでも鉄道とシェアサイクルを組み合わせたルートは検索できたが,途中の駅からのショートカットや,シェアサイクルを積極的に活用するルートを表示できる.
特記以外の画像は東京メトロ提供