南海電気鉄道では,大阪府・高石市とともに取り組む「南海本線・高師浜線(高石市)連続立体交差事業」について,2021(令和3)年5月22日(土)の始発列車から,羽衣駅上り線(難波方面)の高架線の使用を開始すると発表した.
切替区間は南海本線・羽衣駅周辺から高石駅周辺までの約3.1kmで,2016(平成28)年5月に下り線(関西空港・和歌山市方面)が高架化されている.両駅とも上り線ホームに階段・エスカレータ・エレベータが新設される予定(鉄道ニュース2020年12月18日掲載記事参照)で,切替後は両駅の仮駅舎撤去工事や,外観などの仕上げ工事とともに,高師浜線の高架化工事を進める.
また,高師浜線では同日から,高架化工事の期間中の約3年間を運転休止とし,バスによる代行輸送を実施する.高架化とバス代行輸送により,事業区間の13ヵ所の踏切が除却される.
写真はいずれも大阪府・高石市・南海電気鉄道共同ニュースリリースから