JR東海・JR東日本は,臨時快速“ムーンライトながら”の運転を終了すると発表した.
これは,両社が2021(令和3)年1月22日(金)に発表した「春の臨時列車のお知らせ」のなかで発表したもので,利用客の行動様式の変化により列車としての使命が薄れてきたことに加え,使用車両の老朽化をその理由に挙げている.
“ムーンライトながら”は,1996(平成8)年3月に,165系などで運転されていた通称「大垣夜行」からJR東海の373系を使用した指定席列車に変更するかたちで登場.2009(平成21)年3月のダイヤ改正からはおもに春・夏・冬の混雑する期間のみに運転する臨時列車となり,使用車両もJR東日本の183系・189系に変更された.
その後,2013(平成25)年冬の運転分からは,同じくJR東日本の185系に車両が変更されたが,2020(令和2)年3月運転分以降は,新型コロナウイルスなどの影響により,列車の運転自体が取りやめとなっていた.
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