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近鉄,海遊館トレインの内装を一部リニューアル

近鉄「海遊館トレイン」

写真:近鉄「海遊館トレイン」  松本洋一撮影  五位堂車庫にて  2020-4-20(取材協力:近畿日本鉄道)

近畿日本鉄道と株式会社海遊館は,海遊館の開業30周年にあわせて両社の思いを車内外にデザインしたラッピング列車「海遊館トレイン」について,内装のデザインの一部をリニューアルしたと発表した.

 「海遊館トレイン」は,海遊館30周年のスローガン「まいにち奇跡。」と近畿日本鉄道の経営理念『「いつも」を支え、「いつも以上」を創ります。』を掛けあわせ,日常の何気ない移動時間に,海の美しさや生き物の不思議さを感じてもらいたいという思いを込め,5800系DH03(神戸三宮方からモ5803+サ5703+モ5603+サ5503+モ5403+ク5303)の6両にデザインが施された.
 リニューアルでは「共に支え合って生きる大切さ」や「差し込む光に明るい未来を」の思いを込めて「2021年という新たな年が,少しでも明るい一年になってほしい」という願いから,「ゆらゆら,きらきら」をテーマに,優しい色彩で車内づり装飾を一新した.

近鉄,海遊館トレインの内装を一部リニューアル

 3両に掲出している車内づり「海中に差し込む光」は,シフォン布とパールを使用し,海中に差し込む光を表現し,電車の揺れや風により,シフォンが柔らかく揺れるようすが楽しめる.

近鉄,海遊館トレインの内装を一部リニューアル

同じく3両に掲出されている車内づり「陽の光に照らされた海面」は,見る角度でブルーやピンク,ホワイトに見える偏光スパンコール布を使用し,陽の光に照らされた海面を表現.海面を模したスパンコールの奥には,魚たちのシルエット2種が描かれている.

近鉄,海遊館トレインの内装を一部リニューアル

6両すべてに掲出している車内づり「宙に浮かぶくす玉」は,くす玉が宙に浮かんでいるような気持ち良さを表現している.外観にも用いられているくす玉をイメージしたモチーフを印字し,淡い色合いの海の生き物たちが描かれている.
 「海遊館トレイン」は,2021(令和3)年9月まで,おもに近鉄奈良—神戸三宮間で運転する.

特記以外の画像は,近畿日本鉄道のニュースリリースから

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