小田急電鉄は,2021(令和3)年3月13日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.
今回の改正では,鉄道工事を取り巻く環境変化や新型コロナウイルスの影響を踏まえ,鉄道メンテナンス体制の持続性を高めるため,小田急線全線で,最終列車と一部の始発列車の運転時刻の見直しを中心に実施する.
最終列車の繰上げは,小田原線の新宿23:42発(快速急行小田原行き)・同0:08発(急行本厚木行き)・同0:20発(急行海老名行き)・同0:38発(急行相模大野行き)・同0:39発(各駅停車向ヶ丘遊園行き)・同0:53発(各駅停車経堂行き)の計6本が対象となる.このうち,0:39発については改正後,急行成城学園前行きとし,経堂で各駅停車向ヶ丘遊園行きに接続する.
江ノ島線では,相模大野0:39発大和行きを13分繰上げ,多摩線では,新百合ヶ丘1:06発唐木田行きの列車を21分繰り上げる.また,最終列車の繰り上げにあわせ,22時以降の一部列車の運転時刻などを変更する.
始発列車の繰下げは,小田原線の上りで,小田原4:45発(急行新宿行き)・相模大野4:45発(各駅停車新宿行き)・新百合ヶ丘4:50発(各駅停車新宿行き)・成城学園前4:53発(各駅停車新宿行き)・経堂4:49発(各駅停車新宿行き)の計5本が対象となる.このうち,小田原4:45発については改正後,各駅停車新松田行きに変更する.下りは,相模大野4:50発(各駅停車小田原行き)を4分繰り下げる.
江ノ島線は,上りの大和4:55発(各駅停車相模大野行き)を15分繰り下げ,多摩線は上りの唐木田4:43発(各駅停車新宿行き)を12分繰り下げる.また,始発列車の繰下げにあわせ,早朝の一部列車の運転時刻を変更する.
このほかの夜間早朝以外の時間帯については,現行ダイヤからおおむね変更しない.
あわせて,特急ロマンスカーの車内販売サービスは,ダイヤ改正前日の2021(令和3)年3月12日(金)をもって終了することが発表された.
ダイヤ改正後の各駅時刻表については,2021(令和3)年3月上旬から小田急電鉄の各駅やWEBサイトの「駅・時刻表」などで順次掲載する予定.
写真はいずれもイメージです.