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東京メトロ,2021年春のダイヤ改正で終電時刻の繰上げを実施

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2020年12月1日掲載
東京メトロ2000系

写真:東京地下鉄2000系  編集部撮影  中野車両基地にて  2018-10-11(取材協力:東京地下鉄)

東京地下鉄(東京メトロ)では,2021(令和3)年春に行なうダイヤ改正において,全路線の終電時刻をおおむね10分程度繰上げると発表した.

東京メトロ,2021年春のダイヤ改正で終電時刻の繰上げを実施

▲東京メトロ線におけるおもな乗換駅での最終列車の繰上げ時間(平日)

 これは,夜間に行なう保守点検作業や工事時間の確保を目的に実施するもので,繰上げに際しては,首都圏鉄道の終電繰上げ状況から,輸送ネットワーク機能の確保と東京メトロ線内の各乗換駅で終電接続を行なう必要があるため,全路線で繰上げ時間を設定する.また,東京メトロの各路線はターミナル駅間の輸送を担っているため,各ターミナル駅で他社線との接続を考慮して繰上げ時間を設定し,相互直通運転路線においては,相互直通他社線の繰上げ状況にあわせて終電時刻を繰り上げる.
 なお,ダイヤ改正の詳細な時刻は,後日発表される予定で,初電の繰下げは予定していない.

東京メトロ,2021年春のダイヤ改正で終電時刻の繰上げを実施

▲終電時刻繰上げ後の夜間作業時間確保の例(作業用車両を利用した工事の例)

 夜間作業については,作業に必要な車両がおもに都心部近郊にある車両基地に留置されているため,列車運行終了後に作業場所まで移動することに時間を要し,作業用車両を用いての夜間作業が60分~100分程度になる場合がある.また,列車の安全・安定運行にかかわる既存設備の維持更新に加え,ホームドアや耐震補強,バリアフリー設備などの充実を図るため,夜間作業件数は年々増加しており,夜間作業時間の確保は喫緊の課題となっていた.
 終電時刻の繰上げにより,これまで以上に夜間における作業を安全かつ効率的に行なうことで,工事期間の短縮を目指す.さらに,設備の状態基準保全(CBM)の開発を進め,設備状態データを活用することで,これまでの検査周期や検査項目の見直しなど,保守点検作業の生産性向上を図る.

一部画像は東京メトロのニュースリリースから