京浜急行電鉄は,2021(令和3)年春のダイヤ改正において,終電時刻の繰上げを実施すると発表した.
今回のダイヤ改正では,夜間における保守作業時間の確保および鉄道係員の労働環境を改善するとともに,新型コロナウイルス感染症の流行を契機に深夜時間帯の利用状況が大きく変化している実態を踏まえて実施するもの.
対象は大師線を除く京急各線で,平日の終列車時刻をおおむね15〜30分繰り上げる.また混雑防止のため,平日の下り列車において,終列車前に増発を実施するほか,今後も利用実態を踏まえダイヤの適正化を検討する.ダイヤ改正全体の概要については,2021(令和3)年1月ごろに発表する.なお,土休日ダイヤについては,終電繰上げの対象外とする.
これにより,保守部門をはじめ駅や運転部門における深夜の労務負荷を軽減し,設備保守・安全対策工事を進める.
特記以外の画像は京浜急行電鉄のニュースリリースから