京王電鉄は,2021(令和3)年春のダイヤ改正において,終電時刻繰上げを実施すると発表した.
今回のダイヤ改正は,新型コロナウイルス感染症拡大後の利用状況が大きく変化しており,特に深夜時間帯は大幅に減少していることから,終電から初電にかけての夜間作業時間確保による,さらなる安全性向上策の推進や,生活様式の変化にあわせた運行本数,運行時刻,行先の設定を目的とし,平日・土休日ともに京王線(競馬場線,動物園線を除く)と井の頭線で終電時刻を繰り上げる.
あわせて,鉄道施設のメンテナンスなどの安全性・サービス向上に向けた取組を進めるなかで,夜間作業時間の確保は課題であるとし,上記の終電繰上げにより,夜間作業時間を最大で4時間以上確保する.これにより,線路・電力関係の保守作業や橋りょうの架替え,ホームドア設置工事など,複数日に分割して行なう夜間作業について効率化を図る.また,鉄道施設のメンテナンスの担い手や社員の深夜作業における働き方改革にも寄与するとしている.
一部の画像は京王電鉄のニュースリリースから