JR東日本は,2021(令和3)年春から,“サフィール踊り子”を除く特急“踊り子”の全車両をE257系に統一するとともに,同車両を使用した新たな特急“湘南”の運転を開始すると発表した.
特急“湘南”は,新宿・東京—小田原間で運転する.これにともない,“湘南ライナー”・“おはようライナー新宿”・“ホームライナー小田原”は運転を取り止める.
また,車両統一と特急“湘南”の運転開始にあわせて,常磐線特急や中央線特急などに導入されている新たな着席サービスの提供を開始する.これにより指定席特急券・座席未指定券とも料金を同額とし,座席未指定券は追加の料金なしで座席指定を受けることができる.「通常期」・「繁忙期」・「閑散期」の区分がなく,年間を通じて同一の料金となる.
普通車の特急券を車内で購入する場合は,駅で事前に購入する特急料金(事前料金)に260円(こども130円)を追加した車内料金とする.これにより,普通車の全席において事前の座席指定が可能となるほか,座席の指定を受けなくても,空席であれば利用が可能となる(グリーン車を除く).なお,普通車は定期乗車券と併用して利用することができる.
あわせて,スマートフォンから座席指定が受けられる「えきねっとチケットレスサービス」を開始し,同サービスのSTART記念キャンペーンを実施する.