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JR九州,D&S列車『黒い787「36ぷらす3」』が報道公開される

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2020年10月1日掲載
JR九州,D&S列車『黒い787「36ぷらす3」』が報道公開される

JR九州は,2020(令和2)年9月29日(火),新たなD&S列車『黒い787系「36ぷらす3」』を小倉総合車両センターで公開した.

JR九州,D&S列車『黒い787「36ぷらす3」』が報道公開される

▲5号車の座席

 『黒い787「36ぷらす3」』は,787系を改造し,1号車からクモロ787-363+モロ786-363+サロシ786-363+サロ787-363+モロ787-363+クモロ786-363の6両編成となっている.
 「九州のすべてが,ぎゅーっと詰まった“走る九州”といえる列車」をコンセプトとし,「36ぷらす3」という列車名には,「世界で36番目に大きい島,九州全県を巡る同列車が,5つのルートに,九州を楽しむ35のエピソードをぎゅーっと詰め込んで,乗客をお迎えし,全ルート楽しんで,乗客自身に『36番目のエピソード』を語ってもらう」という想いや「この列車で,驚き,感動,幸せをお届けし,『お客さま,地域の皆さま,私たち』でひとつになって,39(サンキュー!)=感謝の輪を広げていく」という想いが込められている.

JR九州,D&S列車『黒い787「36ぷらす3」』が報道公開される

▲1号車「グリーン個室」

 1号車は,グリーン個室(定員4席,4室)で既存のグリーン個室1室に加え,3室を新設.床は畳敷きで,パーテーションの高さを抑え,明るく開放的な空間とし,クラシックな雰囲気の落ち着いた色調とした.2号車についてもグリーン個室(定員6席,3室)とし,車いす対応座席が設置される.

JR九州,D&S列車『黒い787「36ぷらす3」』が報道公開される

▲3号車「ビュッフェ」

 3号車には,グリーン個室(定員2席,6室)とビュッフェを設置する.ビュッフェは17年ぶりの復活で,モダンで近代的なイメージのカウンターを配置し,九州の魅力的な飲み物や食べ物などを提供する.

JR九州,D&S列車『黒い787「36ぷらす3」』が報道公開される

▲4号車「マルチカー」

 4号車は「マルチカー」で,乗客の共用スペースとして使用するほか,カウンターでタイムリーな商品や特別な飲料の販売など,ライブ感あるサービスの提供を実施する.また,客室乗務員の案内とともに楽しめる体験メニューも用意される.5号車,6号車は3列シートの座席とし,6号車については1号車と同じく床を畳敷きとする.

JR九州,D&S列車『黒い787「36ぷらす3」』が報道公開される

▲お披露目されたクルーの制服

 このほか,列車に乗務するクルーの制服もお披露目された.
 デザインは,列車と同じくドーンデザイン研究所代表の水戸岡鋭治氏によるもので,1992(平成4)年から運転を開始した特急“つばめ”の面影を残しつつ,より進化した旅をエスコートするため,これまでの制服を活用しつつ車両の外観にあわせたデザインとした.
 全体イメージは黒とゴールドをアクセントとして,車内でも使用している素材をエプロンとベストに採用した.車掌(冬季)と客室乗務員(通年)が着用するシャツ・ネクタイは,列車のイメージである黒を基調としており,「36ぷらす3」の力強さを表現している.またジャケットとベストには,車体のロゴに使用したゴールドのブローチで華やかさをそえている.
 『黒い787「36ぷらす3」』は,木曜に博多→熊本→鹿児島中央(肥薩おれんじ鉄道経由),金曜に鹿児島中央→宮崎,土曜に宮崎空港・宮崎→大分・別府,日曜に大分・別府→(門司港)→小倉→博多,月曜に博多→佐賀→長崎/長崎→佐賀→博多で運転し,曜日単位で乗車できるものとする.列車には宿泊設備を備えず,乗降は,ルートに記載の各駅を予定している(門司港駅を除く).なお,木曜ルートについては,経由する肥薩おれんじ鉄道の一部区間が不通となっているため,当面の間,発売を保留する.

写真はいずれもJR九州提供