JR四国は,牟岐線 阿波海南—海部間(1.5km)について,廃止予定日を2020(令和2)年10月31日(土)に繰り上げる届出書を国土交通大臣あてに提出したと発表した.
阿波海南—海部間については,2020(令和2)年8月に,2021(令和3)年8月31日(火)を廃止予定日とする鉄道事業の廃止届出書を国土交通大臣あてに提出したが,その後,9月3日(木)に四国運輸局による関係者への「公衆の利便の確保に関する意見の聴取」が行なわれ,9月23日(水)には国土交通大臣から,廃止日を10月31日(土)に繰上げても良い旨の通知を受領.このため,鉄道事業法第28条の2第5項の規定にもとづき,鉄道事業廃止繰上届を提出した.
現在,牟岐線の牟岐—海部間では,阿佐海岸鉄道のDMV(デュアル・モード・ビークル)導入にともない,2021(令和3)年1月31日(日)までの間,バス代行が実施されている.また,阿波海南—海部間については,阿佐海岸鉄道が,阿佐東線へのDMV導入にともなう鉄道事業許可を申請しており,営業運転では,阿波海南—甲浦間を鉄道モードで走行,阿波海南・甲浦でそれぞれモードチェンジを行ない,バスモードでの運転を予定している.
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