阪神電気鉄道と灘五郷酒造組合・神戸市・西宮市の4者で構成する『「灘の酒蔵」活性化プロジェクト』では,プロジェクトの一環として,2020(令和2)年10月13日(火)から,ラッピングトレイン「Go!Go! 灘五郷!」第2弾を運転すると発表した.
このラッピングは,阪神沿線に「日本一の酒どころ・灘五郷」があることを沿線内外にPRし,灘の酒蔵巡りへの興味を喚起することを目的としたもので,2017(平成29)年10月から約2年間運転した第1弾のラッピングトレインから,デザインを一新する.
使用車両は第1弾と同じく1000系1編成(6両)で,阪神本線,阪神なんば線,神戸高速線のほか,相互直通運転先である山陽電鉄線や近鉄線でも運転する.
ラッピングデザインは,第1弾に引き続きイラストレーターの山口哲司氏が担当.テーマは「四季折々の日本酒の楽しみ方」で,春は「花見酒」,夏は「涼み酒」,秋は「ひやおろし」,冬は「しぼりたて」と,季節に応じた日本酒の楽しみ方をかわいい猫のイラストレーションで表現した.
車内には,第1弾において好評であった,ミニチュアの菰樽付きの「Go!Go!灘五郷!」オリジナルつり革を1両あたり8本,1編成(6両)で計48本を設置する.菰樽のデザインは,灘五郷にある25の酒蔵のラベル(各1本)と,「Go!Go!灘五郷!」のロゴ(7種類)などの計32種類が描かれる.
このほか,座席側面にステッカーを張るなど,乗車中も楽しめる「灘五郷一色」の列車として運転し,運転開始日から約3週間は,「灘の酒」・「灘の酒蔵」を紹介するポスターを車内に掲出する.
『「灘の酒蔵」活性化プロジェクト実行委員会』では,今後も,これらの共同のプロモーション活動を継続し,4者それぞれの強みを活かしながら,各種のイベントをはじめとしたさまざまな取組をとおして,灘五郷の活性化に努めるとしている.
画像:阪神電気鉄道提供