大井川鐵道は,五和—神尾間に設置する新駅の名称を「門出(かどで)」とし,開業日を2020(令和2)年11月12日(木)に決定したと発表した.
門出駅は,新東名高速道路の島田金谷IC付近にJA大井川・島田市・大井川鐵道・中日本高速道路の4者が連携して整備を進めているにぎわい交流拠点「KADODE OOIGAWA(かどで おおいがわ)」に隣接し,大井川本線の五和駅から0.5km,神尾駅から4.3kmに位置する.
ホームは1面1線,長さ42mで無人駅として開業し,待合室は同時に開業する観光案内所『TOURIST INFORMATION「おおいなび」』と共用する.なお,駅名については,「KADODE OOIGAWA」が大井川鐵道から命名権を取得した.列車の停車本数は,上下の普通列車各10本とし,SL列車“かわね路号”と「きかんしゃトーマス号」は通過扱いとなる.
また,隣駅の五和駅については,同日から「合格(ごうかく)」駅に改称する.
五和駅では,その駅名から「入学試験や資格試験の際にお参りすれば合格が近づく」ことにあやかり,地元有志の「チームおもしろ五和駅」によって,「合格駅」としてのPRや地域おこし活動を実施しており,大井川鐵道としてもその活動に賛同し,今回の駅名改称となった.
画像:TOURIST INFORMATION「おおいなび」のイメージ(大井川鐵道WEBサイトから)