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西鉄天神大牟田線(三潴—西鉄銀水間)・甘木線の駅管理体制を見直しへ

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2020年8月30日掲載
西日本鉄道 9000形

写真:西日本鉄道9000形  松本洋一撮影  筑紫工場にて  2016-11-9(取材協力:西日本鉄道)

西日本鉄道では,天神大牟田線(三潴—西鉄銀水間,西鉄柳川を除く)と甘木線(北野・甘木を除く)の24駅において,駅管理体制の見直しを行なうと発表した.

 上記の区間は,利用者数が1992(平成4)年をピークに年々減少を続けており,これまで効率化のため駅の無人化拡大などのさまざまな施策を行なってきた.今後も人口減少が見込まれていることから,将来にわたり,路線を維持するためには,さらなる施策が必要と判断し,乗客の利便性の維持と効率的な駅運営の両立を目指して,駅業務を集中管理方式へ変更する.
 集中管理を行なうにあたり,大形モニタを備えた「サポートセンター」を西鉄柳川駅に新設する.サポートセンターには,3名の専属係員が配置され,終日,各駅に設置するカメラの映像確認をリアルタイムで実施するほか,インターホンを通じて乗客の対応を行なう.これにより,現在終日無人駅である7駅と昼間無人駅となる10駅を含め,すべての対象駅で終日の対応が可能となる.
 さらに5名の駅係員が毎日対象駅を巡回する.巡回は乗客対応をはじめ,施設管理・清掃などを行なう「定期巡回」(3名)と,介助が必要な乗客の手伝いや急病人の対応などを行なう「お客さまサポート巡回」(2名)とし,「定期巡回」の巡回時間については,あらかじめ乗客に通知する.

西日本鉄道 3000形

西日本鉄道3000形  松本洋一撮影  筑紫車庫にて  2006-3-23(取材協力:西日本鉄道)

 上記にともない,天神大牟田線の対象15駅すべてに,ホーム上の安全を確保するための監視用カメラを設置する.専属係員が危険な状況を確認した場合は,直ちに遠隔放送で注意を促すなどの対応を行なう.また,対象の15駅には,駅構内通路やホーム上に非常ボタンが設置されているが,さらなる安全性向上のため,ホーム上の非常ボタンを順次増設し,2020(令和2)年度中に全駅設置が予定されている.
 駅でのICカードの利用は,現行どおりであるが,チャージ機を9駅に新設することで,利便性向上を図る.また,現金での支払いについては,乗車時に「乗車駅証明書」を発行し,降車駅で精算となる.降車の際は,駅に新設する運賃箱に「きっぷ」または「現金・乗車駅証明書」を投入する.
 今後は2020(令和2)年10月1日(木)以降を試行期間とし,2021(令和3)年4月1日(木)からの本格運用開始に向け,乗客の意見などを聞きながら,改善を行なうとしている.
写真はイメージです.