肥薩おれんじ鉄道では,「令和2年7月豪雨」の影響で運休としている区間のうち,佐敷—水俣間の運転を,2020(令和2)年8月8日(土)の始発から再開すると発表した.これにより,運転再開区間は佐敷—川内間,不通区間は八代—佐敷間となる(一部列車については引き続き運休).
被災した線路・橋りょうなどの施設関係74ヵ所・電気設備関係16件のうち,施設関係4ヵ所・電気設備関係3件については,土砂・倒木の撤去や機器の交換などが完了している.残る被災個所のうち,施設関係31ヵ所・電気設備関係4件については,道床の陥没の埋め戻しなど応急作業が完了している.
また,そのほかの被災個所についても,一部未調査個所を除き,順次,施工を開始しており,全線での運転再開はおおむね3ヵ月後を見込んでいる(いずれも8月3日現在).
なお,佐敷—水俣間での運転再開にともない,これまで八代—水俣間で運転していた代替バスについては運転時刻を変更し,八代—佐敷間での運転となる.運転時刻などは決まり次第,肥薩おれんじ鉄道WEBサイトで発表される.
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