JR西日本岡山支社では,2020(令和2)年9月から順次,岡山・福山エリアに駅ナンバーを導入すると発表した.
これは,2022(令和3)年7月の『岡山デスティネーションキャンペーン』開催を見据え,訪日外国人への対応と,利便性の向上を目的に導入するもので,案内の向上を図るもの.
岡山・福山エリアでは,2016(平成28)年から,おもな路線名をアルファベットで表現する路線記号と,各線区の特徴をモチーフとしたラインカラーを導入し,駅や車両の案内表示の更新を進めてきたが,駅ナンバーはこの路線記号をつけた10路線のうち,8路線82駅に導入する.
導入にあたっては,他社の駅ナンバーと区別するため,すでに認知度が高い社名の「JR」を冠し,路線記号・ラインカラーと組み合わせて展開する.また,新幹線利用後の市内移動を見据えて,岡山駅を「01」として放射状に番号を付与する.
これにより,山陽本線(岡山—三石間)は「JR-S01〜S11」,山陽本線(岡山—福山間)は「JR-W01〜W14」,山陽本線(福山—三原間)は「JR-X01〜X20」,桃太郎線(岡山—総社間)は「JR-U01〜U10」,伯備線(岡山—新見間)は「JR-V01〜V18」,瀬戸大橋線(岡山—児島間)は「JR-M01〜M12」,宇野みなと線(岡山—宇野間)は「JR-L01〜L15」,赤穂線(岡山—寒河間)は「JR-N01〜N16」となる.
これらの駅ナンバーは,ひらがな駅名標や海外向けWEBページ路線図への表示や,自動放送(一部車両は2021年春ごろ)にも活用する予定となっている.