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JR東海,踏切における安全性を向上
〜高機能型障害物検知装置の導入や踏切用ATS装置の新設など〜

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2020年7月20日掲載
JR東海 313系

写真:JR東海313系  編集部撮影  神領電車区にて  1999-3-5(取材協力:JR東海)

JR東海では,踏切における安全性をさらに高めるため,高機能型障害物検知装置の導入と踏切用ATS装置の新設を行なうと発表した.

JR東海,踏切における安全性を向上

 障害物検知装置はこれまでに,踏切内で立ち往生した自動車などを検知する光線式のものを整備してきたが,踏切上の全範囲を検知エリアとし,歩行者・自転車・車いすなどへの検知性能を向上させた,レーザ・レーダ式の「高機能型障害物検知装置」を新たに導入する.今後,2021(令和3)年度から2025(令和7)年度までに,列車本数が多く,歩行者や自転車などの通行量が多い18踏切に順次導入する.工事費は約2.9億円としている.

JR東海,踏切における安全性を向上

 踏切用ATS装置は,踏切内で障害物を検知している時に,列車が地上にある踏切用ATS装置を通過すると,列車の制限速度である速度制御パターンを車上に発生させ,列車の速度が速度制御パターンより高ければ,このATSの機能により,踏切より手前で自動的に列車を停止させるもの.これまでは踏切内で障害物を検知した場合,専用の信号機が発光し,運転士が手動で列車を停止させていたが,手動でのブレーキ手配を補完する目的で導入する.工事費は,約1.9億円としている.

JR東海,踏切における安全性を向上

 このほか,踏切用逸脱防止ストッパを313系に新設する.これは,踏切で障害物と衝突後に脱線した際,列車の逸脱を抑制して対向列車と衝突することを防ぐもので,2021(令和3)年度から2024(令和6)年度までに183両に順次設置する.工事費は約5.6億円としている.

特記以外の画像はすべてJR東海のニュースリリースから