京都丹後鉄道は,走るダイニング列車“丹後くろまつ号”の2020年秋・冬コースの運転を2020(令和2)年10月9日(金)から開始すると発表した.
2020年秋・冬商品では,「欧風朝食コース」・「戦国イタリアンコース」・「絶品スイーツコース」・「宮津の地肴コース」の4コースを運転し,それぞれ沿線地域の文化や歴史をテーマに,沿線地域の旬の食材をふんだんに使用したコース料理となる.
「森の朝食コース」(税込6800円)では,北近畿の丹後・丹波・但馬エリアの食材をふんだんに使用し,養父市特産の「天滝ゆず」を使用した自家製ドレッシングで味わうサラダや,兵庫県のブランド牛「但馬牛」と養父市八鹿町朝倉発祥の「朝倉山椒」のミートパイなど,コースでしか味わえないプレートを楽しむことができる.
さらに,林檎と福知山産の「赤鬼ほうじ茶」のオペラや,丹後産のさつま芋を使用したクープなどのボリューム満点のスイーツは,甘すぎず食べやすいテイストに仕上げる.
「戦国イタリアンコース」(税込12000円)は,戦国武将・明智光秀の三女・細川ガラシャにゆかりのある,丹後エリアの伝統料理や郷土料理などを提供する.舞鶴発祥とされる肉じゃがは,「まいづる肉じゃがまつり実行委員会」直伝のレシピにより絶妙な食感と味わいを創出しており,舞鶴産の魚介のヴイヤベースポタージュやブリのコンフィなども楽しむことができる.
このほか.飲み放題の天橋立ワイン(赤・白)や,食後には細川ガラシャのメダイが付いた,「ガラシアプリンとレモン風味のフィナンシェ」が提供される.
「絶品スイーツコース」(税込4800円)は,丹後の歴史を旅する,和と洋が融合したコースとなる.舞鶴市神崎産の「安納芋」と「安寿姫の塩(丹後神崎の塩)」を使用したスイートポテト大福や,明智光秀の盟友としても有名な細川幽斎のお膝元である丹後田辺藩(舞鶴市)の「抹茶」を使用したガトーショコラなど,コース限定のスイーツが堪能できる.
「宮津の地肴コース」(税込5200円)は,宮津の豊かな風土で作られた名産品「宮津遺産」に認定された地肴と地酒にこだわったコースとなる.漁師町・宮津市の職人が作る5つの魚料理と,地元酒蔵「ハクレイ酒造」の厳選された地酒3種が楽しめる(飲み放題は,地酒3種または天橋立白ワインのいずれかを選択).
運転ルートはコースによって異なり,「欧風朝食コース」は福知山→天橋立間,「戦国イタリアンコース」・「宮津の地肴コース」は天橋立→西舞鶴間,「絶品スイーツコース」は西舞鶴→天橋立間で運転する.なお定員は,新型コロナウイルス感染予防のため,各コースとも上限を20名とする.
なお申込みは,丹後くろまつ号予約ページで受付を開始している.
写真はいずれも京都丹後鉄道提供