東急とJR北海道は,2020(令和2)年8月・9月に北海道内を周遊する「THE ROYAL EXPRESS~HOKKAIDOCRUISETRAIN~」について,プラン内容の一部を変更すると発表した.
2020(令和2)年のツアーについては計150名の応募枠(5回運行・各回定員30名)に対し,各回とも定員を大きく上回り,計1232名が応募した(当選倍率の平均は約8.2倍).しかし,新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた万全の準備に時間を要することから,運行回数を当初発表の5回から3回に変更し,8月28日(金)出発分のツアーから実施する.あわせて,中止となる初回・2回目のツアー参加者については,2021(令和3)年のツアーに振替えを行なう.
また,今回の募集で多くの応募があったことを受け,北海道のさらなる観光振興と地域活性化を目指し,2021(令和3)年夏もツアーを実施する.ツアー回数については,当初予定されていた5回から7回に変更し,内容については決まり次第,発表される.
2020(令和2)年の「THE ROYAL EXPRESS~HOKKAIDOCRUISETRAIN~」は札幌を出発後,十勝エリアや知床エリア,旭川・富良野エリアを列車やバスなどで巡りながら,再び札幌へ戻る3泊4日のツアーで,旅行代金はひとり68万円(税込,2名1室利用の基本料金)である.
列車の動力となる機関車(JR北海道所有)は「北海道の力強く明るく元気な太陽の色・収穫の色」として「橙・オレンジ」に,列車内サービス用電力を供給する電源車(東急電鉄所有)は「『THE ROYAL EXPRESS』のロイヤルブルーとオレンジを粋につなぐ色」として「白・ホワイト」をメインカラーとし,北海道の自然豊かな緑の中を走る「THE ROYAL EXPRESS」のロイヤルブルーに橙,白が融合し,旅を楽しく美しく演出する.なお,本列車の装飾は,「THE ROYAL EXPRESS」を手掛けた水戸岡鋭治氏がデザインする.
画像提供:東急