東京地下鉄(東京メトロ)では,銀座線の虎ノ門駅について,「東京虎ノ門グローバルスクエア」の竣工にあわせて進めてきた駅の改良工事が完了し,2020(令和2)年7月1日(水)から供用開始すると発表した.
これは,東京メトロが参加組合員として参画する虎ノ門駅前地区市街地再開発組合が計画し,「虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業」において,銀座線虎ノ門駅との「駅・まち一体」で開発を進めてきたもの.
おもな整備内容は,虎ノ門駅渋谷方面行きホームの拡幅(6.8m→10.4m)と新改札・出入口を新設するとともに,エレベータ・エスカレータなど,新たなバリアフリー設備を整備した.
また,約600m²の地下駅前広場を整備し,ゆとりのある地下駅空間を整備し,渋谷方面行きホームにつながる地下歩行者通路により,都心と臨海部を結ぶBRT(バス高速輸送システム)と空港リムジンバスも発着可能なバスターミナルや,周辺再開発ビルとの接続を可能とした.なお地下歩行者通路については,6月6日(土)に開業した日比谷線虎ノ門ヒルズ駅とも接続しており,虎ノ門地区における交通結節機能の向上を図った. 東京メトロでは虎ノ門駅について,今後も関係者との連携・調整を図りながら,駅改良工事を進めるとしている.
画像はすべて東京メトロ提供