東京モノレールと京浜急行電鉄は,羽田みらい開発と連携し,両社の天空橋駅から大規模複合施設「HANEDA INNOVATION CITY」(以下:「HICity」)へ直結する「HICity口」改札を2020(令和2)年7月3日(金)に新設すると発表した.
これは,同日に「HICity」が,まち開きとなることにあわせたもので,天空橋駅が羽田空港第3ターミナル駅から1駅に位置していることもあり,「HICity」へのアクセス向上を目的として,施設内のメイン導線であるイノベーションコリドーにアプローチしやすいステーションコア地下1階に直結する改札口が新設される.
「HICity口」の新設にともない,東京モノレール下りホーム側の京急線乗換専用通路を改修し,連絡改札口をB2階からB1階へ移設する.また,本連絡改札口の運用時間帯については,これまで7時から11時としていたが,東京モノレールの初電から終電までに拡大する.あわせて,東京モノレール側の改札名称は「北口」に変更する.
また,6月25日(木)からは,まち開きに先駆けて,両社の天空橋駅に副駅名称<羽田イノベーションシティ/HANEDA INNOVATIONCITY>を導入する.
「HICity」は,「先端」と「文化」の2つをコア産業とするまちで,京急をはじめ,JR東日本,東京モノレール,鹿島建設,大和ハウス工業,日本空港ビルデング,空港施設,野村不動産パートナーズ,富士フイルムの9社が出資する羽田みらい開発が事業主体となる.敷地面積約5.9ha(延床面積約131000㎡)の土地には,世界をリードする国際産業拠点としてモビリティ,健康医療,ロボティクスなどに関する「先端」産業を核とした企業が集積し,食・音楽・観光などに関する多彩な日本「文化」を発信する空港近接の大規模複合施設として,2022(令和4)年の開業を予定している.
このほか「HICity」内には,京急グループの京急イーエックスインが運営する「京急EXイン羽田イノベーションシティ」の開業も予定されており,羽田空港至近の立地を活かした,さまざまな宿泊需要にも対応するとしている.
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画像はすべて東京モノレールのニュースリリースから