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JR東日本,青森エリアで7月から線路設備モニタリング装置を導入

JR東日本,青森エリアで7月から線路設備モニタリング装置を導入

▲軌道変位モニタリング装置

JR東日本盛岡支社では,2020(令和2)年7月1日(水)から管内の2路線で,線路の状態を遠隔監視できる線路設備モニタリング装置を搭載した車両の運用を開始すると発表した.

 線路設備モニタリング装置は,軌道変位モニタリング装置と軌道材料モニタリング装置で構成され,営業用車両の床下に搭載される.軌道変位モニタリング装置は,レーザと加速度計,ジャイロ装置(車体の傾きを検出する装置)から線路の歪みを測定し,測定データは無線により,担当個所の保線技術センターへ伝送される.

JR東日本,青森エリアで7月から線路設備モニタリング装置を導入

▲軌道材料モニタリング装置

 軌道材料モニタリング装置は,レールとマクラギを固定する金具(レール締結装置)やレール同士をつなぐボルト(継目板ボルト)の状態などを撮影する.JR東日本では,2018(平成30)年7月からの各線区で順次導入されており,盛岡支社管内では東北本線の一ノ関—盛岡間で導入されている.今回導入されるのは,津軽線の青森—蟹田間(27.0km)と奥羽本線の秋田—青森間(185.8km)で,各路線で使用される車両のうち,計4編成(各編成1両)に搭載される.

JR東日本,青森エリアで7月から線路設備モニタリング装置を導入

▲軌道材料データ

 線路の保守点検では,乗り心地の維持・向上や設備故障を防ぐために,定められた周期で軌道検測車(East-i)などにより線路の歪みを測定する.あわせて,徒歩による線路点検や測定機器により,定期的にレールや継目板ボルトなどの状態を確認している.これらの作業について,列車に搭載された線路設備モニタリング装置を活用することで,レールや継目板ボルトなどの状態確認や,線路の歪みについてもタイムリーに把握が可能となる.また,測定されたデータを蓄積することで,将来の線路状態を予測することもできるとしている.
 なお,線路設備モニタリング装置導入後も,3ヵ月に1回の徒歩による線路点検と,2週間に1回の列車による線路の揺れなどの確認も併用して実施する.また駅構内の線路については,線路設備モニタリング装置では測定できないため,従来どおり3週間に1回,徒歩による線路点検を実施する.

写真はすべて,JR東日本盛岡支社のニュースリリースから