西日本鉄道では,2020(令和2)年5月21日(木)から西鉄電車の混雑状況を公表すると発表した.あわせて,LINE Fukuokaとの連携により,コミュニケーションアプリ「LINE」での情報提供を開始する.
西鉄では5月11日(月)から,バス利用者の時差出勤や混雑回避の参考情報として,福岡都心部の一般路線バス混雑状況を公表した.これを受けて,LINE Fukuokaが「LINE」を通じた情報発信を西鉄に提案し,2社の協業が実現した.
福岡県においては,新型コロナウイルスにともなう緊急事態宣言が解除となり,公共交通機関の利用増が見込まれるほか,「新しい生活様式」に示される「密の回避」や「時差出勤」といった感染拡大予防策の実践が重要になりつつある.「LINE」での情報提供は,LINE Fukuokaの「本コロナ禍における福岡のまちの課題解決にLINEの技術を役立てたい」という想いと,西鉄の「ひとりでも多くの利用客に,混雑回避に向けた情報を届けたい」という想いにより実現したもので,コミュニケーションインフラとしての「LINE」の強みを活かし,街全体でのコロナウイルスの感染拡大予防策の推進を図る.
電車の混雑状況は,平日の朝ラッシュ時間帯の天神大牟田線と貝塚線の列車ごとの混雑の目安を表すもので,それぞれの路線で最も混雑が発生する区間(平尾駅→薬院駅間,名島駅→貝塚駅間)の混雑率を案内する.なお更新については毎週木曜とし,その週の月曜の混雑状況が確認できる.
利用するには,対象アカウント(にしてつバス:@nishitetsu_bus/電車:@nishitetsu_train)を「友だち」に追加し,それぞれのLINE公式アカウント内に新設されるメニューボタンから,1タップで最新の混雑状況にアクセスできる.また,バスの幹線ごとや列車ごとの混雑状況を視認性に優れたデザインで提供する.
特記以外の画像は西日本鉄道提供