JR四国は,「土讃線アンパンマン列車」について,2020(令和2)年夏に現行の2000系気動車から2700系気動車に車両を変更すると発表した.
「土讃線アンパンマン列車」は,「それいけ!アンパンマン」の原作者である,やなせたかし氏の故郷を走行する列車で,2000(平成12)年から2000系気動車が使用されてきた.現在は3両1編成の「グリーン」と4両1編成の「オレンジ」が岡山—高知・中村・宿毛間で運転されている.
新しく導入されるのは,2700系気動車4両2編成.それぞれ,アンパンマンが大好きなお子さまにも伝えやすく親しみやすいよう,ベースカラーが赤色で,笑顔の「ニコニコ」がテーマの「土讃線あかいアンパンマン列車」と,ベースカラーが黄色で,輝く「キラキラ」がテーマの「土讃線きいろいアンパンマン列車」とする.
コンセプトキーワードは,2編成ともアンパンマンの世界観をふんだんに取り入れたデザインとし,特にアンパンマンのスタンダードを追求し,お子さまが知っているおなじみのなかまたちが仲良く集まっているようすが描かれている.
また1号車には「アンパンマンシート」を設置し,20周年記念にデビューするアンパンマン列車にふさわしく,「アンパンマンとなかまたちとのたくさんの出会い」をテーマにお子さまの目線でのデザインとする.シート(座席)デザインは,なかまたちを大胆に表現したデザインで,まるでなかまたちと一緒に列車の旅をしているかのように演出する.
今回導入される2編成は,土讃線の岡山—高知間で運転される予定で,本格運用の前には,一般向けの「展示会」や運用開始日の「出発式」の開催も計画されている.なお,運用開始日や運転時刻などについては,詳細が決まり次第発表される.
©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV
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