JR西日本は,東海道線支線地下化にあわせて「うめきた2期地区」で建設をすすめている新駅について,現在の大阪駅の一部とし,改札内連絡通路を整備すると発表した.
現在,大阪駅周辺では,東海道線支線地下化・新駅設置事業や,うめきた2期地区開発計画など,大阪駅西側地区を中心に,周辺地域との一体的なまちづくりが進められている.JR西日本グループでは,西日本最大のターミナルである大阪駅が,将来にわたって大阪の玄関口として利便性が高く,にぎわいのある拠点とするため,2011(平成23)年に「大阪ステーションシティ」をグランドオープンし,2019(令和元)年12月からは大阪駅西側地区の開発に着手している.
東海道線支線の新駅は,2023(令和5)年春に開業する予定で,大阪駅西側1階に整備予定の「新改札口」と接続するため,地下構造の改札内連絡通路が整備される.改札内連絡通路の工事は,2020(令和2)年夏から開始し,新駅開業時点では通路と「新改札口」は暫定供用とし,2024(令和6)年夏の「うめきた2期地区」先行まちびらきにあわせて供用が開始される.
2031(令和13)年には,なにわ筋線が開業する予定で,整備中の地下新駅を発着する列車は,なにわ筋線を経由し関西空港などに向かうようになり,広域ネットワークへのアクセスと,利便性の向上が期待される.
画像はすべてJR西日本のニュースリリースから