ブラザー工業では,2020(令和2)年3月20日(金祝)から,三陸鉄道の車内において「三陸の笑顔を募集します」キャンペーンで募集した写真の掲示を開始すると発表した.
これは,2019(令和元)年10月の台風19号の被害により,最後まで不通となっていた三陸鉄道リアス線の釜石—陸中山田間(28.9km)が3月20日(金)に開通し,盛—久慈間(163.0km)が全線開通となることから実施されるもので,キャンペーンで応募があった中から厳選された9枚が車内に掲示される.掲示されるつり広告は布製で,Tシャツなど衣類に印刷できるガーメントプリンターや職業用刺しゅうミシンを使用し,紙では表現できない風合いに仕上がっている.
ブラザー工業は,2011(平成23)年の東日本大震災発生以降,従業員によるボランティア活動や,従業員から集まった寄付金などを活用し,東北地方を支援してきている.「三陸の笑顔を募集します」キャンペーンは,2019(令和元)年7月から10月までの間,東北地方の人々の笑顔を増やすことを目的として,三陸鉄道で笑顔の写真を募集し,専用WEBサイトにて一般応募を行なった.
なお,写真が掲示される車両の前後面には,ブラザーのロゴマークと合言葉「三陸を笑顔でつなごう」と書かれたヘッドマークが取り付けられ,「ブラザー号」の愛称で運転される.
写真はすべてブラザー工業提供