JR西日本は,2020(令和2)年度から2023(令和5)年度にかけて,JR京都線・JR神戸線などに225系144両を新製投入すると発表した.
これは,JR西日本の「中期経営計画2022」に掲げる,近畿エリアの鉄道事業戦略において,線区価値向上の一環として進める.
新製される225系は,車体の衝突安全対策や車両挙動監視装置・機器の二重系化を施す.あわせて各車両への車いす・ベビーカースペースの設置や,車内ディスプレイによる多言語案内を充実させる.なお,225系の投入にともない,現在おもにJR京都線・JR神戸線の快速列車で使用されている221系は,順次,大和路線・おおさか東線で使用し,両線区の快適性向上を図る.これにより,国鉄時代から使用している201系は全車両の運転を終了する予定.
また223系については,運行案内や輸送障害時の運行情報・広告を表示し,4ヵ国語(日本語・英語・中国語・韓国語)に対応する車内ディスプレイを順次設置する.設置時期は,2020(令和2)年3月中旬以降から2021(令和3)年度までで,330両が対象となる.
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