静岡鉄道では,2020(令和2)年4月1日(水)から,静岡清水線と日本平ロープウェイの制服をリニューアルすると発表した.
これは,静岡鉄道グループが2019(令和元)年5月に創立100周年を迎えたことや,2019(令和元)年度の鉄道車両と日本平ロープウェイのゴンドラ更新にあわせて行なうもので,静岡清水線は12年ぶり,日本ロープウェイは8年ぶりのリニューアルとなる.
新制服は,「未来」・「安心」・「ときめき」をデザインコンセプトに,創立100周年の歴史と伝統を表現するため,ゴールドをジャケットの襟や袖部分に配色.100周年にあわせて変更したグループシンボルマークを,帽子や胸に配置することで独自性や新たな100年を創っていくという意思を表現した.
現行の制服では選択制となっている女性のスカート・パンツスタイルを,作業のしやすいパンツに統一し,男性と同様に帽子を着帽とすることで,全体の統一感や安心感を創出,また,ストレッチ素材を採用することで動きやすさも確保した.
制服の選定では鉄道部の全従業員にアンケートを実施し,着用する従業員の意見を可能な限り取り入れた.制服の監修は,ユナイテッドアローズに依頼し,単に「制服」ではなく,この制服を着て仕事がしたいと思えるような憧れる制服づくりを目指した.
また,静岡清水線・日本平ロープウェイの技術係が着用する作業着は,素材に東レの「AIRLET LIGHT」(エアレットライト)を使用した「AZITO」(アイトス株式会社)を採用し,カラーは従業員のアンケートで意見の多かったネイビーとした.また,帽子と左胸には100周年にあわせて新しくなったグループロゴをデザインした.