鉄道ファン2025年1月号(通巻765号)
『鉄道ファン』2025年1月号
2024年11月21日発売
特別定価1400円(税込)
鉄道ファン2025年1月号
2024年11月21日発売
特別定価1400円(税込)
鉄道ファン2025年1月号(通巻765号)
特集 新幹線最前線2025
目次を見る
アンケートdeプレゼント

JR西日本,大阪駅の整備計画を発表

JR西日本,大阪駅の整備計画を発表

JR西日本では,東海道線支線の地下化や,新駅設置事業や,うめきた2期地区開発計画などにあわせて,新改札口整備・高架下開発・新駅ビル開発を柱とする大阪駅の整備計画を発表した.

JR西日本,大阪駅の整備計画を発表

 新改札口は,大阪駅の混雑緩和と新たなバリアフリールート整備,西側地区へのアクセス性向上の観点から,各ホームにアクセス可能な改札口を西側高架下に整備する.大阪環状線ホームについては西側へ延長するとともに,ホーム上の設備を高架下に移転集約することで,乗客の利用するスペースを広げ,ホーム上の混雑緩和・安全性向上を図る.加えて,新たなバリアフリー経路として,新改札口と各ホームとを結ぶエレベータ・エスカレータも整備する.

JR西日本,大阪駅の整備計画を発表

 新改札口周辺には,利用者の多様なニーズに対応する商業ゾーンを展開し,快適で魅力あふれる駅空間とする.あわせて,同高架下にバスターミナルを新設し,大阪駅の交通結節機能を強化する.

JR西日本,大阪駅の整備計画を発表

 さらに新改札口に隣接して,大阪駅西側地区の玄関口にふさわしい新たな駅ビルを整備する.新駅ビルは,新たなビジネス活動拠点を整備するとともに,周辺のオフィスワーカーをはじめとする多様なニーズに対応する商業ゾーンを中層部に展開し,にぎわいや交流,憩いの場とする.低層部には広場空間を設置し,うめきた2期地区開発とも連携し,周辺地区における歩行者の回遊性向上を図る.
 今後のスケジュールは,2020(令和2)年初めに大阪ステーションシティ駐車場連絡通路などの撤去工事に着手し,2021(令和3)年春に新駅ビル工事をはじめる.2023(令和5)年春には,うめきた(大阪)地下駅の開業と新改札口の暫定供用を開始し,2024(令和6)年夏に,新改札口の供用を開始する.さらに2024(令和6)年秋に新駅ビルが開業したあとは,2027(令和9)年春までに順次,高架下商業ゾーン・バスターミナルが開業する予定となっている.
 新改札口の整備などにともない,既存の商業施設(梅三小路,アルビアウトドア)は閉館する.閉館日などについては,決定次第発表される.

写真はすべてJR西日本のニュースリリースから

このページを
シェアする