JR東日本は,2020(令和2)年3月14日(土)のダイヤ改正から,東京・新宿—伊豆急下田間でE261系による特急“サフィール踊り子”の運転を開始すると発表した.
E261系は,「大人のIZU 本物のIZU」を導入コンセプトとし,名称の“サフィール踊り子”は,宝石のサファイヤのような青く輝く美しい伊豆の海と空をイメージさせ,上質・高級で優雅な旅を楽しんでもらいたいという願いから,「サファイヤ」(英語)を「サフィール」(仏語)とした.列車のロゴについても列車愛称名の考え方である「宝石のサファイヤ」をイメージしたほか,プレミアムグリーン車のロゴも新たに制作した.8両編成2本が導入され,1号車がプレミアムグリーン車(1+1列),2・3号車がグリーン個室,4号車がヌードルバー,5号車から8号車がグリーン車(2+1列)で構成される.
毎日運転の定期列車は“サフィール踊り子”1号(東京11:00発)・2号(伊豆急下田14:12発)の1往復で,臨時列車として3号(東京12:30発・平日)・5号(新宿12:25発・土休日)・4号(伊豆急下田16:30発)が設定される.
グリーン料金は,100kmまでが1050円,200kmまでが2100円で,伊豆急行線内は780円となる.また1号車のプレミアムグリーン料金は,100kmまでが2550円,200kmまでが3600円で,伊豆急行線内は,1600円となる.グリーン個室料金は,4名用が8400円,6名用が12600円で,伊豆急行線内は4名用が3120円,6名用が4680円となる.
4号車カフェテリアで提供するヌードルメニューについては,海外からも注目を集める料理店「傳」料理長・長谷川在佑氏が監修した伊豆への旅を彩る優しいラーメンが提供される.
これにともない,251系の特急“スーパービュー踊り子”は運転を取り止める.また,一部の特急“踊り子”については,使用車両が185系からE257系2000番台・2500番台に変更される.