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JR東海,3月14日にダイヤ改正を実施

JR東海 N700系1000番代「N700A」

写真:JR東海N700系1000番代「N700A」 編集部撮影 JR東海・浜松工場にて 2012-8-21 (取材協力:JR東海)

JR東海は,2020(令和2)年3月14日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.

 東海道新幹線では,“のぞみ”の1時間あたり片道最大運転本数を2本増やす「のぞみ12本ダイヤ」をスタートさせる.これにより,全列車が最高速度285km/hで運転する「N700A」タイプに統一され,東京—新大阪間の平均所要時間は4分短縮し,2時間29分となる.
 また,山陽新幹線に直通する“のぞみ”については,平均所要時間を短縮するとともに,臨時“のぞみ”を1時間あたり1〜2本増やし,最大6本以上運転可能な時間帯を増やす.東京—広島間の定期“のぞみ”の約9割は4時間以内,東京—博多間の定期“のぞみ”全列車が5時間以内での運転となる.このほか,月曜や連休初日に利用が集中する東京発下り6時台と,金曜日や連休最終日を中心に利用が集中する東京発下り21時台に新大阪行き臨時“のぞみ”を増発する.金曜日や連休最終日については,東京22:00発の名古屋行き臨時“のぞみ”も運転される.
 “こだま”については,全列車を「N700A」タイプに統一し,全席禁煙になることから,7号車を指定席に,16号車を自由席に変更する.また,朝夕時間帯に運転している普通車全車自由席の“こだま”の7号車を,自由席から指定席に変更する(一部の“こだま”は引き続き,普通車全車自由席で運転).朝の通勤時間帯に三島発東京行きの“こだま”を1本増発し,三島—新横浜の各駅から品川・東京方面への始発時刻を繰り上げる.
 在来線では,東海道本線の袋井—磐田間に「御厨(みくりや)」駅が開業する.また,参宮線の臨時駅である池の浦シーサイド駅は廃止する.
 名古屋圏では,平日の早朝時間帯に刈谷—名古屋間の普通列車を1本増発する.これにより,早朝時間帯に名古屋方面へ向かう列車の運転間隔が改善され,名古屋方面への利便性が向上する(土休日には,同列車をすでに設定済み).特急“ひだ”は15号の時刻を繰り上げ,名古屋16:48発→16:03発とする.これにより下呂の到着が約30分繰り上がり,観光にも利用しやすい17:56着となる.
 このほか,新幹線・在来線各線ともに,このほかにも列車の時刻や運転区間,行先などの変更が行なわれる.

※写真はイメージです.

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