JR九州は,2020(令和2)年3月14日(土)にダイヤ改正を実施すると発表した.
九州新幹線では,熊本・鹿児島中央のデータイムの時間を調整する.これにより,熊本ではおおむね20分に1本,鹿児島中央ではおおむね30分に1本として,発車時刻をわかりやすくする.また,臨時列車として運転していた“みずほ”1往復を定期列車とし,利便性と速達性の向上を図る.
在来線では,鹿児島本線(門司港—荒木間)の朝通勤時間帯に,821系を追加投入する.香椎線では,BEC819系による鹿児島本線への直通列車(西戸崎7:46発→博多8:31着)を設定する.
長崎地区では,佐世保線早岐—佐世保間,大村線早岐—諫早間,長崎本線諫早—長崎間にYC1系を投入する.指宿枕崎線・宮崎空港線では,鹿児島中央駅(指宿・枕崎方面),宮崎空港発(宮崎・延岡方面)のデータイムの発車時刻をパターン化し,わかりやすくする.豊肥本線(大分—中判田間)では,大分発の普通列車4本の両数を,1両から2両に増やす.
D&S列車では,現在毎日運転している特急“かわせみ やませみ”1号・2号について,利用者が多く見込まれる日への運転に変更する.具体的な運転計画については,「春の臨時列車のお知らせ」で,改めて発表される.
このほか,2020(令和2)年3月28日(土)から,長崎本線の長崎—浦上間が高架開業する.これにより,長崎と浦上はすべてのホームが高架ホームとなるほか,長崎本線約2.48kmの高架化により,4ヵ所の踏切が廃止される.