NTTドコモとJR九州では,タブレット端末を用いてD&S列車「いさぶろう・しんぺい」号で最新技術による新体感観光サービスの試験提供を開始した.
これは,2019(令和元)年1月に両社の間で,XRや5Gといった最新技術を活用し,観光情報やAR機能の提供などを行なう「列車の車窓上でAR技術を用いた新体感観光サービスの提供をめざす協業協定」を締結しており,正式サービスに向けた試験提供第1弾として実施するもの.
サービスでは,タブレット端末の画面上にリアルタイムで表示される「列車の位置情報にあわせた観光情報」を楽しめる.また,特定場所において,タブレットのカメラをとおして記念乗車証や駅看板を見ることで,3Dオブジェクトやキャラクターが立体的に表示される「最新技術によるAR機能」が体感できる.さらに,大畑駅のループ線とスイッチバックを,ドローンによる空撮映像と連動して体感できる.
実験期間は2020(令和2)年3月31日(火)まで(12月28日から1月5日を除く)で,タブレット端末は「いさぶろう・しんぺい」車内の展望スペースと一部指定席(1号車:7番・9番のA〜D,2号車:3番・9番のA〜D,11番・13番A〜D)に設置されている.対象列車・区間は,“いさぶろう”1号・3号の人吉—吉松間となる.
写真は特記以外,JR九州ニュースリリースから