JR西日本では,2020(令和2)年5月8日(金)から「WEST EXPRESS 銀河」の運転を開始すると発表した.
「WEST EXPRESS 銀河」は,「JR西日本グループ中期経営計画 2022」の鉄道事業の事業戦略として,地域との対話と連携を通じ,観光を中心として西日本各エリアの活性化に貢献する取組の一環として準備を進めてきた.
運転開始日の2020(令和2)年5月8日(金)から9月については,関西と山陰方面を結ぶ夜行特急列車として運転する.下りは京都21:00ごろ発→出雲市9:30ごろ着で,停車駅は京都・新大阪・大阪・三ノ宮・神戸・西明石・姫路・生山・米子・安来・松江・玉造温泉・宍道・出雲市を予定.また,上りは出雲市16:00ごろ発→大阪6:00ごろ着で,停車駅は,出雲市・宍道・玉造温泉・松江・安来・米子・根雨・備中高梁・神戸・三ノ宮・大阪を予定している.
さらに2020(令和2)年10月から2021(令和3)年3月までは,関西と山陽方面を結ぶ昼行特急列車としての運転が予定されている.なお,夜行・昼行とも週2往復程度の運転頻度となる.
料金は,普通車指定席とグリーン車指定席については現行の料金を適用.グリーン個室については特急料金は現行料金と変更はないが,グリーン個室料金については,「WEST EXPRESS 銀河」用に新規設定される予定で,100kmまでは4360円,600kmまでは8450円などとなる予定(いずれも1名あたりの料金).乗車券類は,JR西日本インターネット予約「e5489」,「JR-WEST ONLINE TRAIN RESERVATION」のほか,全国のみどりの窓口や旅行会社窓口でも発売される.
このほか,「WEST EXPRESS 銀河」での旅を楽しめるよう,沿線の魅力ある特産品の販売や伝統芸能の披露など,車内外でのさまざまなもてなしを実施するとしている.
写真はすべてJR西日本ニュースリリースから