2006(平成18)年6月から岐阜市金公園に保存されている旧名鉄モ513は,JR岐阜駅北口広場完成10周年記念事業の一環で,同広場に移設されることになり,移設・据付作業が2019(令和元)年11月16日(土)に行なわれました.
当日は,午前9時過ぎから,モ513を金公園から駅前広場までトレーラで輸送し,到着後,直ちに据付作業が行なわれ,午後からの歓迎式にて,綱引きで保存位置に迎え入れられ,一連の作業が終了しました.
今回のモ513の移設ですが,同日開催のJR岐阜駅北口広場完成10周年記念イベントの一環としても行なわれており,トレーラ輸送においては岐阜県立岐阜商業高校吹奏楽部が先導し,パレードとして輸送が行なわれました.また,クレーン車による据付作業では,丸窓電車保存会や岐阜市街活性化グループによるモ513や旧名鉄岐阜市内線の解説や作業の実況があり,多くの岐阜市民や鉄道ファンが,パレードや据付作業のようすを見守っていました.
今回の移設に先んじてモ513は,2019(平成31)年3月に岐阜市重要文化財の指定を受け,6月から10月にかけて,車体の補修工事が実施されています.
写真:岐阜駅北口広場付近にて 2019-11-16
投稿:太田 健一