JR東日本では,2020(令和2)年春から常磐線の一部区間にSuicaエリアを拡大すると発表した.
利用可能となるのは,首都圏エリアの13駅(草野,四ツ倉,久ノ浜,末続,広野,(臨)Jヴィレッジ, 木戸,竜田,富岡,夜ノ森,大野,双葉,浪江)と仙台エリアの2駅(磐城太田,小高)で,Suicaの利用は各エリア内完結となり,首都圏エリアと仙台エリアをまたがっての利用はできない.
また,「タッチ&ゴー」による乗車のほか,Suica定期券やSuicaと相互利用の交通系ICカードも利用可能となる.なお,夜ノ森,大野,双葉の各駅については,常磐線全線運転再開時に営業を再開する.
今回のSuicaエリア拡大にあわせて,首都圏エリア・仙台エリアの大都市近郊区間も拡大し,いわき—浪江間が東京近郊区間,原ノ町—小高間が仙台近郊区間となる.
大都市近郊区間内のみを普通乗車券または普通回数乗車券で利用する場合は,実際に乗車になる経路にかかわらず,最も安くなる経路で計算した運賃で乗車することができ,「大都市近郊区間」内のみを普通乗車券で利用する場合は,乗車区間の営業キロにかかわらず,乗車券の有効期間は利用当日限りとなり,途中下車することはできない(同区間内の駅を接続駅とする連絡普通乗車券も同様).
写真:特記以外はJR東日本ニュースリリースから