日立レールSTS社が参画のモビリンクスコンソーシアムが,カナダのヒューロンタリオLRTプロジェクトを受注

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2019年10月24日掲載
日立レールSTS社が参画のモビリンクスコンソーシアムが,カナダのヒューロンタリオLRTプロジェクトを受注

日立製作所のグループ会社である日立レールSTS社が参画するMobilinx(以下:モビリンクス)コンソーシアムは,カナダのオンタリオ州のインフラ公社であるインフラストラクチャー・オンタリオとオンタリオ州政府機関のMetrolinx(以下:メトロリンクス社)との間で,オンタリオ州南部に位置するミシサガ市とブランプトン市を結ぶ『Hurontario Light Rail Transit(以下:ヒューロンタリオライトレールトランジット)プロジェクト』に関する契約を締結したと発表した.

 今回の契約金額は,約46億カナダドル(約3810億円)で,モビリンクスコンソーシアムは,日立レールSTS社,Astaldi Canada Enterprises Inc.,Salini-Impregilo S.p.A.,John Laing Investments Limited,Transdev North America, Inc.,Amico Concessions Inc.,Bot Engineering & Construction Ltd.で構成されており,ヒューロンタリオライトレールトランジットの資金調達,設計・建設および30年にわたる運営・保守を担う.また,日立レールSTS社はモビリンクスコンソーシアムを通じて,本契約に関わる商務,設計・建設および運営・保守などを担当し,さらに,運転手を支援するための高度な安全システムを提供する.
 これは,IEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)により,IEEE1474として規格化された都市交通向けの列車制御システムである無線式列車制御システム(CBTC/Communication Based Train Control)によって車両を沿線設備や中央コントロールセンターと接続し,AIを活用することで最適な安全速度での走行を支援するもの.さらに日立レールSTS社では路線の運用管理センターと,車両の保守および保管施設用の機器を提供する.
 ヒューロンタリオライトレールトランジットは,オンタリオ州のミシサガ市のポート・クレジット地区からブランプトン市のゲートウェイターミナルまで,ヒューロンタリオストリートに沿って,全長18km,19の停留所を結ぶ路線となる.営業運転開始は2024(令和6)年秋の予定で,年間最大1400万人の利用客が見込まれている.また,オンタリオ州の主要都市であるトロント市を中心として走行する公共交通機関「GOトランジット」やそのほかの公共交通機関と接続することで,乗客の移動時間を短縮し,交通渋滞の緩和や環境改善にも貢献するとしている.