東京都交通局は,2019(令和元)年10月5日(土)の始発から,浅草線新橋駅でホームドアの使用を開始すると発表した.
都営浅草線のホームドア制御については,東京都交通局とデンソーウェーブが共同開発した,QRコード「toR™」を用いたドア開閉連動技術を地下鉄で初めて採用した.浅草線では他社との相互直通運転により,車両の編成数や扉の数が異なるさまざまな列車が運転されており,従来方式のホームドアを導入すると,各社の車両改修が必要となるため,車両の改修を必要としないQRコードを用いたドア開閉連動技術を採用した.
QRコードは,車両ドアに貼付し,ホーム上のカメラ(読み取り装置)で車両ドア数,編成車両数などの情報やQRコードの動きを検知後,車両ドアの開閉にあわせてホームドアを開閉する(鉄道ニュース5月22日掲載記事参照).
都営地下鉄のホームドアについては,すでに三田線・大江戸線・新宿線での使用を開始しており,残る浅草線においても全管理駅を2023(令和5)年度までに整備することとしている.このうち新橋,大門,三田,泉岳寺の4駅については,2020(令和2)年春までに整備を完了する予定となっている.
写真:東京都交通局ニュースリリースから