JR東日本,シンガポール トムソン・イーストコースト線でのエキナカ運営に着手

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2019年9月6日掲載
JR東日本,シンガポール トムソン・イーストコースト線でのエキナカ運営に着手

JR東日本は,2019(令和元)年12月にシンガポール国内に開業予定のトムソン・イーストコースト線駅構内商業区画の開発・運営権を,シンガポール陸上交通庁から獲得したと発表した.

JR東日本,シンガポール トムソン・イーストコースト線でのエキナカ運営に着手

 トムソン・イーストコースト線は,シンガポール北部郊外のウッドランズから中央部の住宅地を抜け,南部中心市街地を経由して東部にあるスンゲイベドックに至る全長43km・32駅の通勤路線で,全駅が地下駅となる.2019(令和元)年末から2024(令和6)年6月にかけ,5期に分けて順次開業予定とし,将来的には,国境を越えてマレーシアへの乗り入れや,チャンギ空港に接続する構想もある.

JR東日本,シンガポール トムソン・イーストコースト線でのエキナカ運営に着手

 事業は,トムソン・イーストコースト線全32駅のうち,27駅でエキナカ店舗開発に取り組むもので,JR東日本が日本で培った「エキナカ」の開発・運営経験を海外のエキナカへ持ち込む.なお,海外鉄道路線における複数駅のエキナカ開発は,日本の鉄道会社として初めての試みとなる.
 今回の商業権獲得にあたっては,シンガポールで公共交通事業を行なうSMRT Corporation(以下:SMRT),同国最大のリテーラーでコンビニチェーン「Cheers」を展開するNTUC Fairprice Co-operative(以下:NTUC)と各子会社を通じて行なわれ,SMRT・NTUCがシンガポールで育んだ鉄道・商業事業の知見と日本のエキナカを融合させ,トムソン・イーストコースト線利用者の利便性の向上と沿線の発展に貢献するとしている.
 今後は,JR東日本・SMRT・NTUCの各子会社を通じて現地に合弁会社を設立し,運営にあたる.